株主総会童貞喪失してきたよ。

f:id:htc916:20150828105629j:plain

タイトル通り生まれてはじめて株主総会に行ってきました。人生で1度は行ってみたかったので。
今回参加した(株)IGポートはアニメ制作会社で「攻殻機動隊」や「進撃の巨人」を作ってます。有名はプロダクションIGはこの会社の子会社。
他にもマンガ「魔法使いの嫁」なんかもここの出版部門から出ています。

何故、今回急に行こうかと思いたったかというと
・株価が1年前に比べて半分近くに落ち込んでる
・半期まで黒字だったのに通期赤字になった
・なので、経営者がどんな話をするか見てみたい。そして今後の投資判断にしたい。

と、いうことでハッキリ言って野次馬根性ですね。
「株主が大声を張り上げるシーンとかあるのかなー」などと少し期待していましたが、参加者の皆さん流石そこは大人で穏やかに進行していきました。
内容については別の参加者様が既にまとめられてますので、コチラをご覧下さい→
エイバースの中の人 : 第26回IGポート株主総会レポート(2015/08/28)

……って終わらすのもアレなので個人的に気になった部分を以下に書きます。
(※あくまで総会初参加者の意見なので「そんなの常識だ」みたいな内容でしたらスルーしてやってください)

事業報告について
始まってすぐ社長の石川さん(石川光久ですね)から事業報告について説明があったんですが、
それが事前に郵送されている招集通知に入ってた資料をそのまま読むだけ。かつカミカミの棒読みでまずそこがガックリきました。
最低でもパワーポイントを用意してもっとわかりやすく説明して欲しいと思いました。しかも経常利益の前年比51.3%減を5.13%と読み間違えるし…。そこ一番噛んじゃダメでしょ。

・株主からの質問について
挙手制で質問は一問一答。かなり突っ込んだ質問を「具体的な数字で」と希望する参加者様もいましたが、「インサイダーになりますので…」「守秘義務がありますので…」と煮え切らない回答が続いていました。
質問の中では先ほどDV容疑で逮捕された冲方氏に関して影響は?(答:冲方氏の作業は既に終わってるため無いそうです)ってのと「実写進撃の巨人の収益は一切入ってこない」(デスヨネー)ってのが印象的でした。

百日紅のマーケティングに関する質問
先に紹介したリンクに百日紅に関しての質問で「事前マーケティングはしたのか?」という質問が取り上げられてましたが、
正しくは「百日紅のような長編映画を制作するにあたり、どのような方々とマーケティングをするのか?また、今回失敗したことで反省をどのように活かすのか?」といった質問だったと思います。何故、この質問だけ詳しく覚えているかというと何を隠そう質問したのは私だからです。
しかし、お恥ずかしいことにマイクを持ったところでガチガチに緊張してしまい「百日紅についてお聞きします」と切り出した後は何をしゃべったかいまいち覚えていません。答えとして「制作委員と組んでマーケティングをしている」といった回答が来ましたが、私としては「何で百日紅選んだのか」というとこを言いたかったわけで、「百日紅作るって決めてからマーケティングするの?遅くない?」と思った次第です。
興収が思わしくないことについても「原監督のファンがDVD買うからヘーキヘーキ」みたいな回答で、ちょっと考えが甘いのではないかと思いました。自腹払って観に行きましたがつまんなかったですからね(直球)

・投資判断として
社長が特に強調してたのは「アニメ制作が儲かるような仕組みを作る」「海外展開」「出版部門と連携してアニメ化で収益を得る」といったことでしたが、こういった内容が中長期計画として形として出て来ないのは残念でした。
確かにコンテンツがすべての業界なのでスマッシュヒットが出ない限り会社の業績も上がらないで致し方ない部分もありますが、曲がりなりにも上場企業なのでそこはカッチリやって欲しいところです。株主は会社が成長すると思って投資するわけですから。
特に出版部門との連携は聞こえはいいですが、アニメ制作が共同出資の委員会制である以上、出版社からの資金は入らず自ずと出資比率は上がることになると思うんですが、その辺のリスクはどうなのか…。「現預金あるから耐えられます」はリスク回避じゃないッス。
いまさらですが、銘柄としては長期投資向きではなく、ヒット作が出たらすかさず買って決算前の思惑で上がってる間に売るのが賢い取引でしょうね。


……未だ含み損抱えてる自分はどうしようかな。誰か教えて下さい(苦笑)